今回は”J・モリアーティの暗躍”について紹介します。
ミステリー系マダミスの金字塔です!
※後半は解説・ネタバレ・トリックを紹介します※
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
総合評価(100点満点) | 70点 | 雰囲気と情報の出し方は面白いが、トリックが少し突飛に感じる場合がある。 |
難易度 | ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5) | 犯人を見つけるためのダイレクトな情報が少なく、推理力が試される。 |
衝撃度 | ⭐⭐☆☆☆ (2/5) | 結末や物語の展開に大きな驚きはない。 |
グロさ | ⭐⭐☆☆☆ (2/5) | グロすぎる描写は特になく、比較的ソフトな内容。 |
泣ける度 | ⭐☆☆☆☆ (1/5) | シリアスな推理もののため、感動的な要素は少ない。 |
笑える度 | ⭐☆☆☆☆ (1/5) | 基本的にシリアスなストーリーで、笑いどころは少ない。 |
カップル向き? | ⭐⭐☆☆☆ (2/5) | 疑い合いが発生するため、関係が浅いカップルには不向きかも…。 |
友達向き? | ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5) | 仲の良い友人同士で、疑い合いを楽しむには最適。 |
初心者向き? | ⭐⭐☆☆☆ (2/5) | 難易度が高く、初心者にはハードルが高いかも。 |
実写化希望? | ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5) | 重厚なストーリーで、実写化したら映えるはず! |
🎭 作品情報
J・モリアーティの暗躍についてご紹介します
項目 | 詳細 |
---|---|
作品名 | J・モリアーティの暗躍 |
作者(会社) | セカンドステラ |
プレイ推奨人数 | 5人(プレイヤー4人 + GM1人) |
価格 | 710円 |
💡 どうしてこの作品をプレイしたのか?
✅ 有名なマーダーミステリー であること。
✅ 値段が手頃で、必要なプレイヤー人数が少なく、敷居が低いと感じたため。
🕒 プレイ情報
項目 | 回答 |
---|---|
プレイ時期 | 2022年 春 |
プレイ場所 | オンライン |
プレイ人数 | 5人 |
所要時間 | 約2時間 |
🎬 J・モリアーティの暗躍のあらすじ(ネタバレなし)

とある貴族の屋敷で、代々伝わる書物が失われたーーー
スコットランド・ヤードのレストレード警部とグレグスン警部は捜索を開始。
その一方で、新聞記事を見たシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンも屋敷を訪れる。
屋敷を調査中に届いた一通のメッセージカード。
「気をつけろ。この中の1人は変装したモリアーティだ。」
4人の中に潜むモリアーティを見つけ出せるのか?
疑心暗鬼と真実を巡る戦いが今、始まる——。
📝 プレイ感想(ネタバレなし)
マーダーミステリー『J・モリアーティの暗躍』は、シリアスな推理好きにはたまらない作品でした。特にこの作品は犯人を特定するための直接的な情報が少なく、推理を重ねていくことが必要となります。
私が感じた最大の魅力は、キャラクター同士の密談と緊張感。4人という少人数制のおかげで、それぞれとじっくり話し合いながら推理を進めることができました。犯人がすぐに分かってしまうような展開がないため、推理好きには非常に楽しめるシナリオだと感じます。
反面、初心者には難易度が高く感じるかもしれませんので、経験者を含むメンバーでプレイするのがベストだと思いました。シリアスな推理を楽しみたい方には特におすすめです。
🔥 作品のトリック(ネタバレなし)
この作品の肝は、「変装したモリアーティは誰か?」という点です。ホームズ、ワトスン、レストレード警部、グレグスン警部。その中にモリアーティが紛れ込んでいると考えた時、あなたは誰を信じ、誰を疑うのか?
与えられたハンドアウトを信用してロールプレイをすることになりますが…あなたのハンドアウトに本当に嘘はないのでしょうか?このマーダーミステリーは、自分自身の正体さえ疑わなければならない物語です。



ネタバレ解説※⚠️ クリックでネタバレを表示 ⚠️※
J・モリアーティの暗躍の真実(ネタバレあり)
- 書物の捜索中に、レストレード警部とグレグスン警部が怪しい動きを見せる。
- グレグスン警部は洗脳されており、自分をホームズ本人だと思い込んでいる。
- 洗脳した犯人は、レストレード警部に変装したモリアーティ教授だった。
- モリアーティは王家に関する書物を使い、ロンドンで大規模な動乱を引き起こそうとしていた。
- 最終的にホームズたちはモリアーティの計画を阻止することに成功する。
🏰 物語の真相 – すべての鍵は「洗脳」にあった
🧐 事件の背景
貴族の屋敷で 王家に伝わる書物が失われた。
スコットランド・ヤードはこの事件を重く見て、 レストレード警部とグレグスン警部 を派遣。
また、新聞で事件を知った シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスン も興味を持ち、屋敷に足を踏み入れる。
4人はそれぞれ調査を進めるが、突如届いた 「この中にモリアーティがいる」 という警告のメッセージ。
果たして誰がモリアーティなのか?
屋敷の中で繰り広げられる、真実を巡る心理戦が幕を開ける——。
🕵️ 犯人は誰なのか?
結論から言えば、モリアーティ教授はレストレード警部に変装していた。
しかし、この事件の核心は 単純な変装ではなく「洗脳」という仕掛け にある。
🏴☠️ 事件の流れ
フェーズ | 事件の進行と重要なポイント |
---|---|
1. 事件の発端 | 貴族の屋敷で書物が失われ、スコットランド・ヤードが捜査を開始。ホームズとワトスンも調査に参加。 |
2. 不審なオウムの出現 | 屋敷内で「お前はホームズだ。」と繰り返し鳴くオウムを発見。この一言が事件解決のカギとなる。 |
3. グレグスン警部の異変 | グレグスン警部は、なぜかホームズのことを執拗に疑う態度を取る。 |
4. 「洗脳」の正体が明らかに | 実は グレグスン警部はモリアーティに洗脳され、自分をホームズだと思い込んでいた。 |
5. モリアーティの正体発覚 | では、グレグスンを洗脳したのは誰か? それは、レストレード警部に変装したモリアーティ教授だった! |
🤯 「洗脳」という恐るべきトリック
この作品の最大のギミックは、「変装」だけでなく「洗脳」という二重の仕掛け にある。
プレイヤーの誰もが「自分のハンドアウトの記憶は正しい」と信じてプレイするが、
実際には グレグスン警部の記憶が改ざんされていた という恐ろしい事実が隠されている。
🔍 なぜこのトリックが効果的なのか?
- プレイヤーが自分の記憶を疑うことになる
→ マーダーミステリーでは「自分のハンドアウトは正しい」という前提が崩れる瞬間が衝撃的。 - 「洗脳」されたキャラのロールプレイが困難になる
→ 何が本当なのか、プレイヤー自身もわからなくなる。 - 変装の概念だけでなく、心理的トリックが絡むことで推理が複雑化
→ 「モリアーティを見つけるだけ」では終わらない深みが生まれる。
📜 モリアーティの計画とは?
モリアーティは 王家の書物に隠された秘密 を手に入れることで、
ロンドンに大混乱を巻き起こすつもりだった。
📖 彼の目的
✅ 王家の権威を失墜させることで、貴族社会を混乱に陥れる
✅ ホームズやスコットランド・ヤードを欺き、自らの知能を誇示する
✅ 「完全犯罪」を成立させ、ロンドンの闇の支配者となる
🏆 エンディング – 勝者は誰か?
最終的に、ホームズたちはモリアーティを捕らえることはできなかったが、
彼の計画を阻止することには成功する。
これによって、ロンドンの平和は守られた——。
しかし、モリアーティは再び闇へと姿を消す…。
🔸 「果たして本当に事件は終わったのか?」
🔸 「モリアーティはまだどこかで暗躍しているのではないか?」
そうした余韻を残すラストが、この作品の魅力のひとつでもある。
🧐 総評 – この作品の醍醐味
✅ 変装×洗脳のトリックが巧妙!
✅ プレイヤーの思考を揺さぶる心理戦!
✅ 「自分自身を疑う」異色のマーダーミステリー!
✅ 少人数で楽しめる推理ゲームの最高峰!
📝 最後に…
本格ミステリー好きにはたまらないマーダーミステリー作品!推理を楽しみたい方や、シリアスな展開が好きな方におすすめです。少し難易度が高めなので、経験者を含むメンバーで挑戦してみてください!
J・モリアーティの暗躍は、
単なる「犯人探し」ではなく、「自分の記憶すら信じられなくなる」異色のマーダーミステリー。
推理好きなら、一度は体験しておきたい名作だ!